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2023 年度 研究成果報告書

心不全に特化した超音波応答性ナノバブルの開発と疾患治療システムの構築

研究課題

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研究課題/領域番号 21H03843
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90130:医用システム関連
研究機関東京薬科大学

研究代表者

根岸 洋一  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (50286978)

研究分担者 吉川 大和  東京薬科大学, 薬学部, 准教授 (20274227)
高橋 葉子 (遠藤葉子)  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (30453806)
濱野 展人  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (80708397)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードナノバブル / 超音波 / 心不全
研究成果の概要

近年、心不全病態解析により創薬ターゲットが明確になりつつあり、核酸医薬療法が注目されている。しかしながら、その有用なDDSが喫緊の課題とされている。本研究では、心不全に伴う線維化抑制能を有するmiRNAを搭載した超音波応答性ナノバブルを作製し、薬剤誘発性慢性心不全モデルマウスの心臓に治療用miRNAを送達導入することに成功した。実際にナノバブルと治療用超音波照射の併用により、miRNA導入した心不全モデル心臓では線維化関連因子や炎症関連因子の発現抑制が認められた。よって本ナノバブルによるmiRNA送達・導入システム は,心不全治療における有用な一手段となると期待された。

自由記述の分野

超音波DDS

研究成果の学術的意義や社会的意義

薬剤誘発性慢性心不全モデルマウスを利用した治療研究において、超音波応答性ナノバブルにより、線維化抑制能を有するmiRNAを心臓へと送達させ、実際に機能発現したという結果は、他の循環器疾患治療にも適用可能と考えられる。多様なmiRNAや再生関連因子などのmRNAを組合わせることで治療効率を向上でき、がん治療や再生医療分野における新たな治療システム開発に発展する可能性を秘めている。本研究成果は、超音波診断造影能を有するナノバブルを用いることで、疾患部位の診断と治療の一体化システム (セラノスティクス)の構築に繋がり、学術的及び社会的にも大きな意義があると考えられる

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公開日: 2025-01-30  

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