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2023 年度 研究成果報告書

高齢者の視機能の動特性と身体バランスの検討

研究課題

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研究課題/領域番号 21H03856
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分90150:医療福祉工学関連
研究機関国際医療福祉大学

研究代表者

新井田 孝裕  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (30222730)

研究分担者 内川 義和  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (10331159)
冨永 渉  国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 准教授 (30711642)
石坂 正大  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (60734621)
今中 楓菜  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 研究助手 (90907990)
糸数 昌史  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (00611683)
下井 俊典  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (30364649)
佐藤 司  国際医療福祉大学, 保健医療学部, 講師 (20782444)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード視機能の動特性 / 歩行視力 / 身体バランス / アイフレイル / 重心動揺 / ベクション / 視線解析
研究成果の概要

地域在住女性高齢者を調査し、75%がアイフレイルに該当、その中で身体的フレイルは14%、社会的フレイルは15%が該当し、1年以内の転倒経験者は24%だった。基本チェックリストの,閉じこもり,認知機能,抑うつ気分がアイフレイルと関連した.歩行時に視標への接近を用いた歩行視力は高い再現性を示し、歩行速度と歩行視力に相関を認めた.視線のばらつきは静止時より歩行時に増加し,歩行視力と垂直のばらつきには負の相関を認めた.歩行視力・コントラスト感度が低いほど動的バランス機能を反映するTUGは延長し、アイフレイルでもTUGが延長した。VRを用いたベクション刺激時の重心動揺変動幅は若年者より高齢者で増大した。

自由記述の分野

視覚生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

地域在住高齢者の視機能低下は、閉じこもり、認知機能、抑うつ気分に影響したが、転倒の直接要因ではなく、歩行速度を低下させ転倒を予防していると考えられた。実際の歩行では頭部運動やoptic flowが生じているが、視標への接近を利用した歩行視力を評価する新しい検査法を構築し、高い再現性が得られた。動的バランス機能を反映するTUGと視機能の関連については十分検討されていなかったが、TUGは歩行視力とコントラスト感度が低いほど延長し、アイフレイルと関連することが判明した。視線の垂直軸のばらつき量が大きいほど歩行視力は低下し、頭部動揺に起因する垂直軸の網膜像のブレがその要因の一つと考えられた。

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公開日: 2025-01-30  

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