学校現場では,SDGs目標 15「陸の豊かさも守ろう」につながる取り組みの 1 つとして,森林の生態系機能や林業および木材利用の意義について理解が進む森林環境教育が期待されている。そこで本研究は,児童が森林に関心をもち森林の多面的機能やその保全の重要性を正しく理解できることを目的とし授業実践とその効果の検討を行った。 主な成果は,森林環境教育に関わるオンライン型の学習の開発が進み,意識調査から効果的な授業になったと判断できた。そして,1年間の森林環境教育の効果を検討したところ,森林保全に対する意識が高く,緑の循環を理解し,木材を利用しながら森を守る意識を持つ児童が多くなったことが分かった。
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