福祉を学ぶ報告者の所属校生徒(以下:生徒)が介護福祉施設にて、既存のコミュニケーションロボットを活用する活動(STEAM教育)を行い、その教育効果とSTEAM教育のあり方について検証した。 結果として、生徒は介護福祉施設におけるコミュニケーションロボットの成果と課題を考察する機会や、介護福祉施設におけるコミュニケーションロボットを活用するために何が必要かを検討する機会等を得ており、教科福祉におけるSTEAM教育特有の教育効果が認められた。また既存の物品を活用することで、理系の科目を主として受講していない生徒が技術・工学を組み合わせた介護実践を行えるSTEAM教育の一つの形を示すことができた。
|