肢体不自由者が機器を自立して操作する場合、個々の症状に特化した入力装置が必要だが、AIスピーカーを利用することで、音声だけで機器操作を実現できる可能性がある。これまでの研究でAIスピーカー及び機器制御モジュールの試作開発・検証を行ってきたが、通信手段が赤外線のため環境によっては不安定や途絶による操作上不具合が発生する場合もあり、肢体不自由者本人の不安や焦燥感、対応する介護者等の負担増が懸念された。これら通信環境を改善するため、LPWA(Low Power Wide Area)と呼ばれる無線通信規格に注目し、試作・検証を行った結果、安定した通信及び屋外機器の操作も可能となった。
|