身体的な障害を有する学生も多く入学しているなかで機械工作機による作業は、安全面から見学となることが多い。本件は身体的な障害等により立ち作業が困難な学生にも機械実習作業を健常者と同等に受講できるような作業補助装置を開発することを目的とし実施した。対象とした機械工作機は「立てフライス盤」であり、その加工部から離れた場所で、着席状態での加工が可能となる機能を有する作業補助装置を開発した。 結果として改善点はあるものの、「安全な距離をとり」、「着座姿勢で」、「切削抵抗を感じ取れる」補助装置を完成させ、補助装置の開発と使用テストによるその効果の妥当性を確認した。
|