クラウド型コミュニケーションツールを用いた協働によるプレゼン教材開発とWeb公開

2021 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 21H04005
• 研究種目: 奨励研究
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 1190:特別支援教育関連
• 研究機関: 熊本大学
• 研究代表者: 後藤 匡敬 熊本大学, 教育学部附属特別支援学校, 教諭
• 研究期間 (年度): 2021-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: クラウド / 協働 / 教材開発

研究成果の概要

本研究では，SNSやクラウド型のチームコミュニケーションツールを活用して物理的距離に依らない協働チームを生成することで，情報共有を効率的に行いながら，学校現場で活用できるプレゼンテーション教材を開発しWeb公開を目指すと共に，その実現可能性を探った。
成果として，原則有料である種々のクラウド型ツールには，機能を限定した無料版が存在しており，無料版でも物理的距離に依らない協働チームを組成し，十分に機能させることができた。これは，費用面において導入に課題のある学校現場でも，情報フィルタリング等の問題をクリアし，教員の労力に配慮すれば，効果的な協働を実現できる可能性があるという一例を示すことができた。

自由記述の分野

社会科学／教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

学校数の少ない特別支援学校は，学校間の距離が離れていることから，通常の小学校・中学校に比べ，情報共有や協働はハードルが高いため，物理的距離に依らない協働が可能になれば，情報共有や協働を効率的・効果的に進めることができるようになり，多様な情報交流により，新たな価値の創造を生みやすくなる可能性がある。本研究は，その部分に大きく寄与する研究であり，社会的意義の大きい取組である。