高等学校では、2022年度からアクティブ・ラーニングによる資質・能力の育成を主眼とする学習指導要領が施行された。アクティブ・ラーニングの一形態には反転授業が挙げられ、資質・能力には、たとえば、批判的思考や自己調整学習が挙げられる。 本研究では、まず、批判的思考態度育成を目指すために高等学校で反転授業の実践と評価を行った。その結果、実践した授業は批判的思考態度育成を促すことが分かった。次に、反転授業の動画視聴における自己調整学習方略の尺度開発を行った。その結果、「計画」、「メモ」「理解深化」「切り替え」、「振り返り」「改善」の、6因子14項目で構成されると捉えられた。
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