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2021 年度 研究成果報告書

小胞体ストレス応答の伝播からひも解く脳損傷病態の制御機構

研究課題

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研究課題/領域番号 21H04251
研究種目

奨励研究

配分区分補助金
審査区分 3190:生体の構造と機能、病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関金沢大学

研究代表者

沖谷 なほ子  金沢大学, 医学系, 研究員

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2022-03-31
キーワード中枢神経系 / 傷害 / 小胞体ストレス応答 / 血管内皮細胞 / アストロサイト
研究成果の概要

中枢神経疾患において、タンパク質の恒常性を担う小胞体ストレス応答の重要性が永らく提唱されているが、それが病態下において実際にどのように誘導されるかについての理解は限られている。そこで本研究では、脳損傷後の小胞体ストレス応答の時空間パターンおよび細胞タイプを検証する目的で、ERAIマウスを用いて組織学的解析を行った。その結果、脳損傷後の小胞体ストレス応答は細胞種特異的な経時変化を示すことが明らかとなった。

自由記述の分野

神経解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

中枢神経系の病態における小胞体ストレス制御の重要性が報告されてきたが、小胞体ストレス応答がどの細胞でどのような時間経過で誘導されるのかの詳細は十分に明らかとなっていなかった。本研究により、脳損傷が小胞体ストレス応答を細胞タイプ毎に異なる時間軸で誘導することが明らかとなった。本成果により、小胞体ストレス応答を標的とした治療法の開発を目指す上で、標的となりうる細胞種や適切な介入時期に関して有用となる知見を提供できたと考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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