転倒は、高齢者の骨折の主原因である。転倒における危険因子を同定し、転倒リスクのある高齢者を早期発見する事を目的とした。 対象者は14名(男性3名、女性11名)で平均年齢は74.8±4.3歳であった。検査項目として、握力、膝伸展筋力、片脚立位時間、Short Physical Performance Battttery、ロコモ25、iTUG時間、iTUGスコアの測定を行った。統計解析として各検査項目の相関関係を調査した。その結果、iTUGスコアとロコモ25で有意な相関関係が認められた。iTUGスコアはiTUG時間とは異なり高齢者の転倒リスクを多方面から簡便に検出できるデバイスとして期待される。
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