研究課題/領域番号 |
21H04391
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分6:政治学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
増田 知子 名古屋大学, 法学研究科, 特任教授 (10183104)
|
研究分担者 |
岡崎 哲二 明治学院大学, 経済学部, 教授 (90183029)
松本 朋子 東京理科大学, 教養教育研究院神楽坂キャンパス教養部, 准教授 (50783601)
佐野 智也 名古屋大学, 法学研究科, 講師 (30419428)
趙 テキ 名古屋大学, 法学研究科, 研究員 (90825770)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2026-03-31
|
研究の概要 |
1920年代の日本の「富裕層」は、大恐慌を経て、個人主義・自由主義から軍国主義・超国家主義へと「転向」し、戦時下では「軍閥」を形成し、統制経済と戦争遂行における主体的役割を果たしたが、なぜ、どのようにして富裕層は変容し、体制の転換に主体的に関わったのかを明らかにするのが、本研究の目的である。富裕層に属する個人とその属性についてのデータを『人事興信録』から抽出し、富裕層が何を選択したのかを明らかにする。
|
学術的意義、期待される成果 |
日本の戦間期から戦時期にかけての体制転換を「富裕層」の行動原理の変容という観点から分析する研究である。「富裕層」の選択・非選択の蓄積として日本近代政治史を捉え直す試みとして高く評価できる。『人事興信録」は日本近代史の基盤資料の一つとして多種多様な活用が期待される資料であり、それをテキスト化・データベース化することの価値は高い。
|