研究課題
基盤研究(A)
本研究の目的は、中南米を中心に、政党システムの安定性/不安定性の原因を明らかにし、不安定化傾向を克服する、または、安定を維持するその条件や過程を究明することにある。安定/不安定の傾向の典型的な特徴を示すアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、メキシコ、ペルー、ウルグアイの6ヶ国を調査対象とし、さらには他の地域との比較考察をして一般理論化を目指す。
中南米の政党システム変動の比較から、政治システムの安定化要因を探究するという学術的な問いは明確であり、他の地域・国の政治研究に対する波及効果が期待できる。また、研究成果を英語・スペイン語・ポルトガル語の3言語で公開する計画であり、国際的な学術交流への貢献が見込まれる。