• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

メタ認知の神経基盤と逸脱機構の統合的理解

研究課題

研究課題/領域番号 21H04423
研究機関京都大学

研究代表者

小村 豊  京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (80357029)

研究期間 (年度) 2021-04-05 – 2026-03-31
キーワードメタ認知
研究実績の概要

霊長類のメタ認知のメカニズムを明らかにするために、マカクサルにwagering課題を遂行してもらった。具体的には、感覚刺激を提示して、二者択一の意思決定をさせ、その正誤に対する報酬マトリックス操作をして、ハイリスク・ハイリターンのオプションと、ローリスク・ローリターンのオプションのどちらかを選択させた。感覚刺激が、曖昧であるときに、後者のオプションを選択する頻度が増えたことから、マカクの確信度が測定できたことがわかった。意思決定の心理測定関数との関係から、確信度と意思決定が、共通の認知過程を基盤としている点と、相違点が含まれていることが分かった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

実験が予定通り進んでいる。

今後の研究の推進方策

実験の結果を、計算論的に検証する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Inaccessible time to visual awareness during attentional blinks in macaques and humans2023

    • 著者名/発表者名
      Chinen, K., Kawabata, A., Tanaka, H., Komura, Y.
    • 雑誌名

      iScience

      巻: 26 ページ: 108208

    • DOI

      10.1016/j.isci.2023.108208

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Propagating pattern of sensory signals revealed by recording a large-scale ECoG2023

    • 著者名/発表者名
      Chinen, K., Kawabata, A. & Komura, Y.
    • 学会等名
      The 46th Annual Meeting of the Japan Neuroscience Society

URL: 

公開日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi