研究課題
基盤研究(A)
ナノダイヤモンド中のシリコン欠陥発光体を用い、高効率、高同一性の単一光子源の実現を目指す研究である。原子間力顕微鏡・共焦点顕微鏡を用いたナノダイヤモンド操作、ナノファイバブラッグ共振器を用い、励起パルスあたりの光ファイバへの単一光子挿入確率50%以上を目標とする。
光による量子情報通信・操作のため単一光子源は極めて重要である。応募者は多くの発光体と光ファイバ結合法を手掛け、そこから編み出してきた原子間力顕微鏡を用いる手法、テーパード結合、ナノファイバブラッグ共振器など、独創的な手段を用い、また選定された発光体を用いる、明確な目標を持つ研究を提案している。この課題に大きな進展をもたらすことが期待できる。