研究課題/領域番号 |
21H04451
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分14:プラズマ学およびその関連分野
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石川 健治 名古屋大学, 低温プラズマ科学研究センター, 教授 (60417384)
|
研究分担者 |
田中 宏昌 名古屋大学, 低温プラズマ科学研究センター, 教授 (00508129)
古閑 一憲 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (90315127)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2024-03-31
|
研究の概要 |
本研究は、プラズマによって生体の細胞内代謝が変化する要因とその作用機構を明らかにすることを目指している。この大気圧低温プラズマの生体作用を明らかにするために、プラズマが溶液内に生成したラジカルを起点とする連鎖反応起源のプラズマ誘起活性種を、独自の計測システムの構築によって高時間空間分解能で検出しようとする研究計画である。
|
学術的意義、期待される成果 |
ラジカル検出手段である電子スピン共鳴(ESR) 法に磁気共鳴イメージング(MRI)技術を応用し、計測部に磁場勾配を与える手法は独創的である。本研究は、量子力学的計算も取り入れて、プラズマの生体への作用機構をラジカルの形成過程から体系的に理解することを目指しており、選択的にがん細胞を死滅させる選択的抗腫瘍効果への応用などの波及効果も含めて、高い学術的価値がある。
|