研究課題
基盤研究(A)
Belle実験とCrystal Ball実験で存在が示唆されている新しいエキゾティックハドロンΛ(1665)の存在を確立し、さらにスピン・パリティを高い精度で決定することが目的である。J-PARCの高強度K-ビームと応募者等が開発し本研究で改良する大立体角TPC検出器を用いてCrystal Ball実験の100倍以上という十分な統計で観測する。
Λ(1665)が存在すれば、全く新しいエキゾチックハドロンを見つけたことになり、現在のハドロン物理を根底から揺るがすことになる。新しい粒子をただ発見・確立するだけでなく、スピン、パリティなど、その性質を理解することにより、どのようなハドロンが存在するか、クォーク模型を超えてどのように統一的に理解できるかにつながる。