研究課題
基盤研究(A)
遠方銀河の密集領域の大規模サンプルの構築は、宇宙の構造形成と銀河進化、AGNやサブミリ銀河との関係、環境効果の発現と進化の解明に有効である。本研究では、すばるHSCの強みを生かし取得された膨大なデータを用いることで、遠方銀河のサンプル数を劇的に増やし、今までは難しかった遠方銀河の性質を統計的に調べるという点に特徴がある。
新たなデータセットにより、銀河に関わる観測量と銀河団の性質を統合的に比較することで互いの物理量の関係性が明らかになってくると期待される。また、宇宙の構造形成の初期に近い段階での銀河の形成・進化に対する新たな知見が得られると期待される。また他の望遠鏡を用いた同種のサーベイに先駆けて行う点でも緊急性のある重要な研究である。