研究課題
基盤研究(A)
本研究は、宇宙誕生間もないころの成長しつつある巨大ブラックホールを広域探査により多数見つけ出すことを目標とする。すばる望遠鏡と Euclid 宇宙望遠鏡によって地上・宇宙の両方から得られる世界最高のデータを駆使し、深層学習を併用することで、100個を超える巨大ブラックホール発見を目指す。これにより巨大ブラックホールが宇宙に現れ出た時期を推定する。
宇宙にあまねく存在する銀河の中心には巨大ブラックホールが存在する。そのようなブラックホールがなぜそれほど普遍的なのか、宇宙誕生後、いつから存在したのかは、現代天文学が解明を目指す最重要課題の1つである。本研究によりブラックホールを多数発見することができれば、それらを統計的に分析することで、ブラックホールの誕生、成長過程に迫ることができると考えられる。