研究課題
基盤研究(A)
樹木年輪中の炭素14の量をこれまでにない精度で測定し、過去の太陽活動を探ることを目指した研究である。特に太陽ダイナモの未解決課題であるグランドミニマム期に注目し、活動極小期での11年周期の変化を測定することで、太陽ダイナモの理解に結びつけることを狙っている。
応募者らはこれまでも炭素14の解析で高い精度での研究を進めてきており、これまでの研究を発展させて今までにない精度で過去の太陽活動のグランドミニマム期の周期変動を調べようとする点が本研究の特徴である。本研究によって太陽活動の変動に関する理解が深まると期待され、また将来的には、太陽の地球環境への影響についてもインパクトを与える成果につながる可能性もある。