研究課題
基盤研究(A)
本研究では、従来理解が不十分であった表面反応と気相反応が重畳する固体表面近傍の燃焼場の物理現象の解明と、燃焼応用の表面機能化プロセス精緻化のための指針獲得を目的とする。このため、火炎中H/O/N原子や表面に吸着したラジカル・化学種の計測を通して現象を解明する。また、アンモニア火炎を用いた局所的窒化プロセスを構築する。
表面反応と気相反応が共存する燃焼場の理解は学術的価値が高く、また工学的にも重要であり、将来的には種々の分野における表面機能化の高度化・高性能化などへの展開が期待できる。また、燃焼場固体表面に吸着したラジカルや化学種のその場計測が実現できれば、関係分野の研究へも応用でき、波及効果が期待できる。