研究課題
基盤研究(A)
結合共振器を用いた面発光レーザーの開発により低消費電力化と高速化を実現する研究である。特に複数の共振器を横方向に集積することで、既存技術の4倍以上の超高速化、1/5以下の低消費電力化を目指している。また発光波長を1.1μ帯まで拡張することで、単一モード光ファイバ伝送のリンク距離を延伸させることも提案している。
従来技術と比較して飛躍した高速化と低消費電力化を面発光レーザーによる新規構造を提案することで実現する研究であり、学術的及び産業的貢献度が非常に高い内容である。また、理論的な変調速度限界を究明するとともに実証研究を実施することで新たな半導体レーザー工学を確立することを目指しており、本分野へ与える貢献が大きく期待できる。