データセンターなどの光インターコネクトの主要光源である面発光レーザに,微小光共振器を横方向に集積してその光の帰還効果により,その変調帯域を大幅に拡大する超高速変調技術を確立した.微小共振器とともに従来の高速化に必要な駆動電流の増加を必要としないため,低消費電力化も実現した.理論的な変調速度限界を究明するとともに,既存技術の2倍以上の50GHzの変調帯域と160Gbpsの超高速動作,1/5以下の低消費電力動作を両立した.さらに,発光波長を1.1μm帯まで拡張することで,単一モード光ファイバ伝送のリンク距離を2km以上まで延伸し,ハイパースケールデータセンターネットワークへの適用可能性を実証した.
|