研究課題
基盤研究(A)
応急仮設住宅を対象として、継承される知の体系としての応急仮設住宅の「学」を構築することを目的に、1)時間的制約(建設・利用期間)・2)大量供給・3)コスト的制限、という視点から「仮すまい」としての応急仮設住宅の歴史的変遷を明らかにし、その成果をとりまとめた『応急仮設住宅図鑑』の作成を行い、また、課題への対応策について明らかにすることで、災害後の仮すまい政策の見直しを提言する研究である。
包括的且つ汎用的な資料の整理と展望を提示することを目的とした社会的意義が大きい研究である。研究チームもこれまでの実績がある研究者で構成されており、確実な成果が期待できる。みなし仮設住宅や寒冷地での温熱環境に関する研究も含まれている点は評価出来る。研究の最終目的への確実な方法論に基く具体的な成果を期待する。