研究課題
基盤研究(A)
持続可能な社会構築に資するべく、中規模建築物において構造要素として木材を利用する耐久設計のためのガイドライン提案を目的とした研究である。国土保全との関係から普及促進が図られている中規模木造建築に用いられるCLT等の木質材料の耐久性に関する基礎的なデータ収集と、劣化のメカニズム解明を中心的な課題としている。湿度、水分、雨水、コンクリートからの水分、結露など水に力点がおかれている。
サステイナブルな社会の構築において中規模な構造物に構造要素として木材を利用することが頻繁に検討されている。しかし、中規模構造に木材が利用されるようになってからの期間が短く、まだ劣化やその事例に関するデータの蓄積が進んでおらず、特に中規模構造で良く用いられる新たな木質材料に関するデータの蓄積も少ない。今後の木材利用に貢献する成果が期待できる。