研究課題
基盤研究(A)
溶融塩の電気分解でSiO2から太陽電池用Siを還元するため、液体Znを電極とSiの回収に使う新たな製法の提案で、太陽電池に利用できるレベルの高純度シリコンを低エネルギー・低コスト・高生産性で製造する。電解還元のメカニズム解明と同時に、製造したシリコンの特性評価、製造プロセスの最適化を行う。
シリカ還元はエネルギー的に不利な面の多いプロセスであり、純度を低品位化せずにプロセスを実現することも容易ではない。溶融塩中の電解還元法により高品位かつ高生成効率を達成する学理構築は意義が大きい。また、製造方法が確立されれば非常に高い社会普及効果が期待される。