研究課題
基盤研究(A)
固体触媒上での非定常反応をオペランド分光手法を用いて解析し、過渡条件で観測される活性種を特定することで、従来の定常反応研究では検討が困難であった触媒現象を解明しようとする研究である。研究対象は、室温脱硝、ドライリフォーミング、および劣化触媒の自己再生であり、いずれも触媒分野で重要な課題である。
従来から行われている定常条件での分析に対して、非定常条件での分光分析から触媒反応機構を解明しようとする点に新規性があり、触媒反応の分析・解析における未踏領域が開拓されることが期待される。応募者が見出した新しい触媒系を対象にしている点にも独自性がある。