研究課題/領域番号 |
21H04632
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分27:化学工学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
林 潤一郎 九州大学, 先導物質化学研究所, 教授 (60218576)
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研究分担者 |
浅野 周作 九州大学, 先導物質化学研究所, 助教 (30827522)
工藤 真二 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (70588889)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2025-03-31
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研究の概要 |
本研究はバイオマスを化学品へ転換する新たなスキームとして、バイオマスの酸処理と逐次的な炭化による製鉄用コークスと選択的な無水糖類の製造を提案し、実証を目指す。具体的には、バイオマスの有機酸処理、硫酸処理、余熱処理、逐次的半炭化処理を含む14のタスクで構成される転換法を実施する。目的には、多段半炭化の反応機構の解明、無水糖類の設定収量を可能とする条件の解明、コークスの高強度発現機構の解明が含まれる。
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学術的意義、期待される成果 |
本研究はバイオマスの有効利用の観点で非常に重要である。また、バイオマスの新たな利用法という観点で独自性が高い。本研究に含まれている酸触媒の機能解明、半炭化したバイオマスやその粉砕物の成型による高密度ペレット・プリケット製造、成型物からのコークス製造は、学術的意義が認められる。製造スケールを明確にすることで実用化研究への発展が期待される。
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