研究課題
基盤研究(A)
リチウムイオン二次電池のエネルギー密度、安全性および耐熱性の高度化を、温室効果ガス削減効果およびリサイクル性の評価と合わせて実施するものである。カーボンおよび窒化ホウ素ナノチューブ、半溶解性添加物を使用することで独自の二次電池を構築しており、その性能特性の評価とともに、ライフサイクルアセスメント等の技術評価が計画されている。
蓄電技術に対する社会的要請は強く、本研究はその要請に合致している。リチウムイオン二次電池の個々の課題および問題点が明確に捉えられており、それらに対するアプローチも的確である。要素技術の開発から製造プロセス、さらにはリサイクル工程まで、一連のライフサイクルを包含しており、社会実装の観点から意義が認められる。