研究課題
基盤研究(A)
応募者は、蓄エネ過程における無定形から秩序構造の動的誘起や、CT錯体での高いLiイオン伝導性など、高分子の無定形構造と配向・組織構造のはざまにおいて種々の新しい現象を見出してきた。本研究は、これらを起点として、「レドックス双安定性」の概念を実践的機械学習の手法も取り入れながら拡張し、革新的エネルギー変換機能を担う次世代の有機エネルギーマテリアルを創出し展開する。
イオン伝導、エネルギー変換、蓄電などの種々のレドックス機能高分子を総括的に捉え、さらなる高機能性へと踏み出す有機エネルギーマテリアルという分野を意欲的に創出しようとする提案である。また、マテリアルズインフォマティクスを用いた有機エネルギーマテリアルの創出も非常に興味深く、大きな波及効果が期待できる。研究環境も充分整っており、高い研究遂行の実効性が期待できる。