研究課題
基盤研究(A)
近年注目されているペロブスカイト型太陽電池において、鉛フリー型材料としてSn系材料の開発・高性能化を図る研究である。本研究では、これまでに実施してきた高純度化技術を基礎として、欠陥構造の抑制技術、表面パッシベーション、界面での電子・構造制御技術の開発に取り組み、Sn系ペロブスカイト型材料の革新的な高性能化を目指す。
鉛フリーのペロブスカイト型太陽電池材料としてSn系に着目するもので、高純度材料の適用で優れた変換効率を達成している点は高く評価される。本課題はこれまでの基盤技術を発展させ、工業的に重要な塗布型電池において結晶成長過程や後処理での欠陥制御を試みるもので、研究目的・計画は明確である。研究の進展によりSn系ペロブスカイト型太陽電池の高性能化が期待される。
