研究課題
基盤研究(A)
環境ストレスに起因する生理障害に対するブレークスルーテクノロジーとして、原因イオンのレポータータンパク質によるイメージング、高感度センサーによる障害部位の早期検出、シンクロトン放射光の高輝度X線による内部構造の可視化を実施して原因を特定することを目的とし、さらにオミクスとウイルスベクターを用いた発現制御によるエビデンスの獲得を目指した研究である。
トマトの尻腐れ病はよく知られる生理障害としてその対策はあるものの、発生機構の解明に基づく原因の施業を目指す研究は重要性が高い。特に他分野の専門家との連携および新たな技術の利用開発への挑戦は、評価できる。植物生理学分野の環境ストレス応答という基礎研究と、技術論的な園芸科学をつなげる研究と期待される。