研究課題/領域番号 |
21H04725
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分39:生産環境農学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高野 義孝 京都大学, 農学研究科, 教授 (80293918)
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研究分担者 |
大木 進野 北陸先端科学技術大学院大学, ナノマテリアルテクノロジーセンター, 教授 (70250420)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2022-03-31
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研究の概要 |
植物感染症の被害の7割以上は病原性糸状菌によって引き起こされており、病原体は宿主特異性を示すがそれがどのように成立しているのか未解明の点が多い。本研究は応募者らがこれまでに発見したウリ類炭疽病菌のエフェクター3種について、植物免疫抑制機能、立体構造解析、標的植物分子の同定・解析を行い、エフェクターを介した植物病原菌の宿主特異性成立の分子基盤を解明するものである。
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学術的意義、期待される成果 |
学術的意義としては、エフェクターがどのようにして宿主植物の感染を引き起こすのかという学術的問いに答えようとする研究である。これまでの応募者らの独自性の高い発見をもとにさらに発展させる提案であり国際的にも独自性が高い。エフェクターに関する研究は世界的にその宿主特異性への関連を示唆するにとどまっており、エフェクター群が担う宿主特異性への役割が明確に示されれば植物病理学に及ぼす波及効果は大きい。
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