研究課題/領域番号 |
21H04762
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉川 雅英 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (80272425)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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キーワード | 上皮 / クライオ電子顕微鏡 / 繊毛 / 微絨毛 |
研究実績の概要 |
本研究では、クライオ電子線トモグラフィーを用い上皮細胞の形態形成のメカニズムを分子レベルから解明する。上皮細胞は、外界と臓器の「インターフェース」に当たり、臓器の機能に応じて様々な形態を取る。本提案では、これまで我々が研究してきた繊毛に加え、小腸の微絨毛や耳の不動毛など、これまで全く未開拓であった脊椎動物の上皮組織を対象とする。この目的のために、クライオ電子顕微鏡用の新しい細胞内標識「形状ラベル」を開発・応用することで、上皮の形態形成のメカニズムを解明する。本年度は、研究計画に沿って精子形成における新たなモーター系「マンシェット流」のモーターを同定、(A2) 繊毛の構造解析を推進した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上皮形成に関係するタンパク質Aが微小管と結合している構造解析を行った。また、繊毛の動きのカルシウム制御に関係するcalaxinについて、繊毛の三次元構造の中での位置をクライオ電子線トモグラフィーで決定し、カルシウムによる制御機構の解明に繋がりつつある。
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今後の研究の推進方策 |
学術変革領域が採択された事により、クライオ電子線トモグラフィー関連の技術開発は、そちらで行うこととし、本基盤研究では主に上皮の構造解析を行う。
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