研究課題
基盤研究(A)
本研究はStatus dependent に感覚刺激が脳内でどの様に処理されているのか、ショウジョウバエの嗅覚に関与する3つの脳部位で大規模カルシウムイメージングを行い、匂いに対する神経応答が覚醒時と睡眠時においてどのように変化するのかを調べることにより睡眠が知覚をどのように変化させるかを明らかにするものである。
ショウジョウバエを用いることにより、神経活動を細かく操作することができるため、本研究によって感覚情報処理の制御機構の詳細が明らかになると期待できる。生物の共通原理としての知覚とそれをもたらす神経活動の因果関係が明らかになることが予想され、脳科学においてもきわめて重要な研究課題であると考えられる。