研究課題/領域番号 |
21H04796
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
桜井 武 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60251055)
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研究分担者 |
松本 正幸 筑波大学, 医学医療系, 教授 (50577864)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2022-03-31
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研究の概要 |
研究代表者らは、マウスにおいて視床下部の神経ペプチドQRFP遺伝子発現神経細胞(Qニューロン)を興奮させると、体温が数日間大きく下がり代謝が著しく低下することを見出した。これは冬眠状態の誘導ともいえ、代謝調節に関する新たな仕組みの発見である。本研究では、このQニューロンの特性とその制御、関係する神経回路、生理的仕組みを解明し、さらにはヒトへの応用も視野にいれ、霊長類にて冬眠類似状態の導入を試みる。
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学術的意義、期待される成果 |
刺激によりマウスに冬眠状態をもたらす神経細胞集団(Qニューロン)に対し、その性質、活動制御、関連する神経回路、作用機序などを多角的に研究する独創性の高い内容である。将来のヒトへの応用も視野にいれた霊長類での研究も予定するなど、独創的なQニューロンの発見を基盤とし、チャレンジングであり、大きな展開が期待される内容である。
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