研究課題
基盤研究(A)
がんに高頻度に認められるスプライシング異常の発生機序の解明を通して治療標的を探索するとともに、アンチセンスオリゴヌクレオチドを用いたASOパネルによりミススプライシングイベントを修正し治療法を先に確立した後にその最適化を通して病態解明に活用するという２つの手法を組み合わせることにより、がんにおけるRNA processing異常の包括的理解を進め、がんの治療法開発を目指すものである。
造血系腫瘍のRNA processing異常における分子機構を網羅的・包括的な方法で解き明かすことにより、新たな切り口からの特異的な治療法の開発や病態解明につながることが期待される。また、将来的には、RNAスプライシング因子の変異を有する固形腫瘍に対する病態理解や、治療法開発につながる可能性がある。
