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2023 年度 研究成果報告書

スプライシング変異がんの統合的理解と画期的治療法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 21H04828
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分54:生体情報内科学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人国立がん研究センター

研究代表者

吉見 昭秀  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 分野長 (80609016)

研究期間 (年度) 2021-04-05 – 2024-03-31
キーワードSplicing / Omics analysis / Transcriptome / Biomarker / Cancer
研究成果の概要

本研究では、最先端のsplicing解析技術をがん横断的に用いることにより、各種のがんにおけるゲノム、遺伝子発現、splicingの多層的な異常をOmics解析で同定した。また、RNA b binding protein (RBP)を高精度・高再現性をもってProfiling可能にするhireCLIP-seqを開発し、SR蛋白質の様々なスプライシング制御機構を明らかにした。さらにRBPに着目したスクリーニングにより、Ewing sarcomaの生存に必須のRBPを同定し、同RBPのDriver遺伝子への結合を阻害するASOを開発することにより、Ewing sarcomaの新規治療法を開発した。

自由記述の分野

RNA biology

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、がん細胞から得られた様々な種類のデータの解析を組み合わせることによって、新たな治療標的や、臨床で薬剤の効果を予測するようなバイオマーカーを同定することに成功した。特に、コロナワクチンで有名になった核酸医薬をがん治療に用いるべく、複数のがん種に対して核酸医薬を開発した。今後は核酸医薬の腫瘍細胞への安定したデリバリーを可能にするシステムを最適化することにより、臨床応用への可能性を模索する。これらの研究が成功すれば、がん全体の3%以上の患者に適応可能な複数の治療法が得られることとなる。

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公開日: 2025-01-30  

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