研究課題/領域番号 |
21H04847
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10230062)
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研究分担者 |
前原 邦江 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (00302662)
木村 佳代子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (30635371)
遠山 房絵 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70845073)
荒川 亜希子 (森田亜希子) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (10402629)
齋藤 英子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (90375618)
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研究期間 (年度) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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キーワード | 看護学 / 初産婦 / 夫婦 / 子育て支援 / オンライン |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、①初産婦とその夫に対する初めての子育て生活への適応を促すハイブリッド型オンライン(オンデマンドと双方向ライブの組み合わせ)出産前教育と産後子育て支援プログラムについて、親役割理論(Ferketich & Mercer,1995; Mercer,1995)を理論的基盤として開発し、②それを出産前から出産後1か月まで実施し、親役割適応と夫婦関係の視点から出産前と産後2、4か月でその効果を検証することである。具体的には、【研究1】によりニーズの明確化、【研究2】により出産前教育プログラムを【研究3】により産後子育て支援プログラムを開発し、【研究4】では、開発したハイブリッド型オンライン子育て支援方法(出産前教育と産後子育て支援)を実験研究デザインで検証する計画である。 そこで、初年度である令和4年度は【研究1】出産後の初産婦とその夫に対するオンライン出産前教育のニーズ調査について研究計画を立案して、倫理審査委員会の承認後、研究協力施設3施設に依頼して、研究参加者を募集した。COVID-19感染症流行下で参加者を得るのが困難であったが、初産夫婦15組、妻のみ14名 合計44名の参加を得て、半構造化面接によって質的データを得ることができ、12月でデータ収集を終了した。これらの面接データを逐語録に起こして、質的帰納的分析の準備を行った。 また、本研究開始に先立って昨年度に文献検討した結果について、「オンラインによる子育て支援に関する文献レビュー」と題して、第62回日本母性衛生学会学術集会にて、オンライン口演で発表をした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り、【研究1】出産後の初産婦とその夫に対するオンライン出産前教育のニーズ調査を開始して、研究参加者を44名得ることができ、データ収集を終了して、分析へと進んでいるため。
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今後の研究の推進方策 |
【研究1】出産後の初産婦とその夫に対するオンライン出産前教育のニーズ調査のデータ分析をして、研究成果をまとめて、【研究2】と【研究3】に活かす。また、この研究成果を看護系学会で発表し、論文として公表する。 【研究2】と【研究3】を開始して、計画通り、順次進めていく。
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