研究課題
基盤研究(A)
MRI撮像において、解像度と速度とは相反する関係にあり、既存手法では微小部位の動きの観察ができない。これを、既存のFFTに代え応募者考案のNHA(Non Harmonic Analysis)を用いることで、従来、実現不能であった毛細血管のような微小部位の実時間MRI撮像を実現し、動きの観察を可能とする。
生きた試料の極小部位の実時間撮影を可能にする技術開発は、学術的に見て、推進すべき重要な研究課題である。これは、応募者が取得している特許技術を基盤としており、学術的独自性や創造性が認められる。本研究課題の遂行は、生物実験だけでなく、医療応用での病変部位の血管・神経レベルでの把握等、社会への波及効果も期待できる。