研究課題
基盤研究(A)
海洋気象予測において機械学習と物理シミュレーションを組み合わせることで、それぞれのアプローチが持つ問題を解決し、高解像度かつ短期の気象予測を実現しようとする提案である。具体的には、応募者らがこれまでに取り組んできた散乱モデルとコンピュータビジョンを統合した技術の研究で得られた知見に加え、海洋気象データと水産データを用いた機械学習手法の研究で得られた海洋気象に関する知見を用いる計画である。
物理モデルと深層学習の長所をうまく融合した着想であり、気象予測という明確な目的もあり意義深い提案である。観測データの不足をシミュレーションにより補う方法も具体的に検討されており、機械学習の適用を十分に考慮した提案であると言える。実現できれば、局所的な海域での高精細予測が可能であり、その意義は大きい。