研究課題
基盤研究(A)
本研究は、非意図的再利用となっている河川流域において、流下過程における有機物汚染の流入と消長を未知スクリーニング分析により把握し、浄水、下水処理工程における処理法や運転条件と未規制汚染物質の除去能の関係を見出すことで、今後管理が求められる未規制物質を最大限含めた管理体制を示す研究である。
未知スクリーニング分析の応用に独自性と創造性があり、非意図的再利用におけるリスクを減らす上で重要な課題である。近年、水質に対する一層の安全、安心が求められており、学術的意義も高い。分析手法の最適化と共通化、複数河川の分析、分析データの統合解析まで、年度毎に各研究グループの実施内容が詳細に記述され、研究グループ間の関連や取りまとめ手法も明確であり、研究全体の実行性も高いと判断できる。