研究課題
基盤研究(A)
血圧増加による「せん断変形による壁の解離」「液体流入による解離」の2点を力学的・実験的に検証し、大動脈解離の発症メカニズムを解明する。まずモデルマウスを用いた実験を実施すると共に、要因と想定される壁内部の変化を調べ解離発症メカニズムの詳細を明らかにし、臨床でのせん断変形量・間質流量の測定方法開発や投薬による影響調査等、応用を検討する。
学術的かつ臨床医学的に見て重要な課題であり、バイオメカニクスの観点からも動脈解離発症の原理解明研究は新しい視点として評価される。応募者らのこれまでの研究実績を踏まえて研究計画が綿密に検討されており、医工連携の共同研究体制や年次計画等のマイルストーンも十分に検討されているため、本研究課題の実現可能性は非常に高い。