研究実績の概要 |
本研究課題の内容に関連する研究の主な成果は, 学会発表3件(うち1件は国際学会), 提出した学術論文は2本(うち1本は現在Under Review, 後述), 受賞1件である. 上半期は, 学会発表に力を入れ, 国外の美術館関係者とのネットワークを構築すると同時に, 今後研究を進めていく予定の近世インド・トランスオクシアナに関しての最新の研究書・論文や, イスラーム美術史の基本工具類の発注・精読を行った. このうち, ヴィクトリア&アルバート美術館の主催で7月にオンライン開催されたCeramics from Islamic Lands Conferenceで発表した内容(近世イラン製の倣青花陶器に関する内容)については, 2022年年始に発表を聞いたThe Routledge Companion to the Global Renaissance(Routledge社, 2023年春刊行予定)の編者から, 同書への投稿勧誘を受け, 承諾に至った. なお, 同書に英語で投稿予定の論文の内容の一部については, 2022年3月に佐々木達夫編『中近世陶磁器の考古学』(雄山閣)第16巻に寄稿し, 受理された(2022年5月末刊行予定). 下半期に関しては, 受け入れ教員である近藤信彰教授の指導の下, 上半期に第 27 回鹿島美術財団賞授賞式・研究発表会で発表した内容(近世イラン製の金属製燭台に関する内容)を元にした英語論文の執筆を行った. 同論文については, 2022年3月にイラン研究に関する権威ある雑誌であるIran: Journal of the British Institute of Persian Studies に論文を投稿した. 現在の論文ステータスは, Under Review(2022年5月1日現在)である.
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今後の研究の推進方策 |
昨年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況に鑑み, 年度内の国外調査を見送った. 今後は, マレーシア・イスラーム美術館, 大英図書館, ヴィクトリア&アルバート美術館等における学術調査をすすめ, インドやトランスオクシアナにおける韻文文化と美術の関わりについて研究する予定である. 特に, 今後は, 挿絵入りペルシア語写本の研究を行う.
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