研究課題/領域番号 |
21J10840
|
研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鈴木 修斗 筑波大学, 生命環境科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
|
キーワード | ライフスタイル・マイグレーション / 移住 / 地域再編 / アメニティ・マイグレーション / 現役世代 / 移住者 / 実践 / 人文地理学 |
研究実績の概要 |
2021年度は(1)ライフスタイル・マイグレーションに関する理論的検討,(2)首都圏外縁部のリゾート・観光地域における現代的なアメニティ・マイグレーションの特性に関する研究,(3)大都市圏郊外における農村居住の展開と地域変容に関する研究,(4)SNSにおける移住をめぐる表象に関する研究に取り組んだ。(1)については,従前に収集していた文献に加えて,新たに諸外国の状況に関する文献を収集し,それらのレビューをもとに当該分野研究に関する展望論文を目下執筆中である.(2)については2つの事例地域の研究を行った.軽井沢町での分析をもとに得られた研究結果をまとめた論文が学術誌『地理学評論』で査読中である.鎌倉市の事例については,分析内容の精緻化を行い,学術誌への投稿に向けて論文を執筆中である.(3)については,学術誌『地域研究年報』に掲載された.(4)の成果については,日本地理学会2022年春季学術大会にて発表した.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度予定していたフィールドワークは,COVID-19の影響によって,順調に進んだとはいえない.その中で,ライフスタイル・マイグレーションに関する理論的検討を進めることができたのは大きな進展である.一方,軽井沢町における事例研究については学術論文として投稿中であるが,修正に時間を要しており,改善の余地があると考えられる.SNSに関する研究は当初計画していなかったが,フィールドワークが実施できない期間を逆手にとり,大幅に進展した.次年度は情勢をみてフィールドワークの実施が期待される.
|
今後の研究の推進方策 |
次年度は,今年度十分に遂行できなかったフィールドワークを実施するとともに,既に調査を終えた研究に関しては学術論文としての刊行を目指す.学術論文の刊行にやや遅れがみられているため,並行して作業を進める.
|