研究課題/領域番号 |
21J12438
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
金 惠美 九州大学, 人間環境学府, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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キーワード | 機械学習モデル / 自動計算 / 自動シミュレーション / 新たな計算手法 |
研究実績の概要 |
研究計画書上に作成した研究目標は、令和3年、データ基盤の熱源システムに対する自動シミュレーション計算モデルのプロトタイプを開発することでした。そこで全体計算が可能で、人の受動的な介入を最小限にしたプロトタイプモデル開発を完了しました。モデルは計3種類で構成されており、流量モデル、連結モデル、装置性能モデルをそれぞれ完成し、モデルの性能を検証しました。その後、3モデルを組み合わせたモデルを完成させ、全モデルは複数の機械学習モデルを組み合わせています。 この内容を博士学位論文として発表しました。またSCI(E)ジャーナルに1つ論文が掲載されました。その内容は全体のモデルの内2つのモデルをまとめた内容になっております。国際学会であるビルシミュレーション学会(査読あり)で発表しました。国内学会発表では空調衛生学会(共同研究者の発表を含む)、建築学会の九州支部発表を2回し(共同研究者の発表を含む)行いました。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の研究計画通り全体計算モデルを完成しました。仮想のデータを収集して該当モデルが計算できるようにしました。流量予測モデル、装置の物理特性を反映したモデル、データから装置間の連結を把握するモデル3つを個別的に作った後、モデルの性能を検証し、この3つのモデルを組み合わせた全体モデルを作って10%前後の誤差を持つ新たなシミュレーションモデルを完成しました。
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今後の研究の推進方策 |
これからは実際のシステムで取得したデータを利用して、人の介入を極度に最小化した自動シミュレーションモデルを開発したいと思います。 これから実際のシステムで取得したデータを検討中であり、どのようなシステムでも自動計算が可能なモデルを開発したいと思います。
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