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2023 年度 研究成果報告書

自由視点3Dアニメーションによる、石井鶴三作「島崎藤村先生木彫像」の制作工程再現

研究課題

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研究課題/領域番号 21K00124
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01050:美学および芸術論関連
研究機関北海道教育大学

研究代表者

福江 良純  北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30710751)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード石井鶴三 / 島崎藤村 / イサム・ノグチ / 木取り / 造形理論 / 近代彫刻 / 心棒 / 日本近代彫刻史
研究成果の概要

本研究は、長野県木曽地方で1949年から取り組まれた島崎藤村木彫像制作事業の総合的検証作業によって近代造形の原理の究明を目指したものである。研究の基礎資料として、18K00118「石井鶴三、島崎藤村先生木彫像の近代性に関する研究-木片の検証と制作工程の再現-」で開発された、「木彫島崎藤村像」の木片および作品の3Dデジタルデータを活用。それをデジタルコンテンツに集大成することで造形の原理の解析を試みた。3Dデータを系統的に構築し、制作工程を自動で再現する3Dアニメーションシステム製作の目標を達成した。3Dアニメーションは3種製作され、藤村像に企図されていた制作過程の保存がここに確立された。

自由記述の分野

彫刻・造形理論

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究による成果は、造形理論の解明を通し、石井鶴三の主張を客観的に裏付け、その美術史的立ち位置の再構築に資するものである。島崎藤村木彫像および制作工程資料(木片群ドキュメント)は、作品のモティーフ性(島崎藤村)、制作場所という環境条件の関係から、制作現地である木曽の文化意識の根底と分かちがたく結びつく地域における歴史、文化芸術の遺産や資源の開拓と、それに基づく生涯学習の理念および目的の自律的発展性の確立までもが今後に期待できるものである。

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公開日: 2025-01-30  

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