研究課題/領域番号 |
21K00136
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
亀田 真澄 中京大学, 国際学部, 講師 (70726679)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 感情論 / ソ連文化 / アメリカ文化 / 共感 / 宣伝 / プロパガンダ / 映像 |
研究実績の概要 |
2022年7月、国際シンポジウム「Abstracts. Roar Asia! Proletarian Art and Literature in East Asia and their Cultural Transfer during the 1920s」にて、「The Problem of Empathy in Tretiakov’s Den Shi-khua」を発表し、文学作品における共感の問題について論じた。また、メディアを通じて感じられる集合的な共感を「マス・エンパシー」と名付け、その文化史について、アメリカとソ連の事例から研究した。その成果を、単著『マス・エンパシーの文化史』(東京大学出版会)で公表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
共感というテーマについて独自に掘り下げ、その結果を単著のかたちでまとめることができているため。
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今後の研究の推進方策 |
今度の研究では、共感に限らず、感情というものに「トリアージ」を行うという文化的要請について、文化史的に研究していきたいと考えている。
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