研究課題/領域番号 |
21K00160
|
研究機関 | 山梨県立博物館 |
研究代表者 |
近藤 暁子 山梨県立博物館, 山梨県立博物館, 学芸員 (80574152)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 木喰 / 行道 / 自身像 |
研究実績の概要 |
今年度は、広く現地調査を進めていくにあたり、木喰行道の「自身像」や同時代の「自身像」について、過去の研究論文等から、事前に必要な情報収集・情報整理を進め、調査計画に反映させることを心掛けた。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で現地調査に反映させることはできなかったが、次年度以降は整理結果を踏まえた現地調査を実施し、さらなる情報収集に努めたい。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
所属の業務の増加により十分な研究活動の確保が難しく、特に同時代の「自身像」に関する情報収集・検証等の整理が滞っている。また新型コロナウイルス感染症の影響により、県外に所在する作品の現地調査を実施することができず、必要な機材調達や調査計画が遅れている。
|
今後の研究の推進方策 |
引き続き、行道の自身像ならびに同時代の「自身像」に関する情報収集・検討整理を進め、現地調査の実施に努める。さらにその結果から、行道の宗教意識がどのように造形的特色に反映されているかを検討し、将来的に論文等で広く成果を公表できるよう努める。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の影響により、現地調査や関係者との打ち合わせ等を実施することができなかった。そのため、次年度以降は必要な機材を調達(設備備品費)して現地調査を実施(旅費)し、その調査ならびに結果について調査協力者等と情報を共有するとともに検討する機会を設ける(人件費、謝金)など、計画的な執行に努める。
|