• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

画廊「かんらん舎」における展示の美学的・社会的アプローチに関する調査研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 21K00175
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分01060:美術史関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

岡添 瑠子  早稲田大学, 文学学術院, その他(招聘研究員) (50803623)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード現代美術 / 画廊 / 展示空間 / インスタレーション
研究成果の概要

本研究は、1980年から1993年にヨーロッパの現代美術を日本で先駆的に紹介した画廊「かんらん舎」の活動が、国内のみならず国際的な美術史の文脈においてどのような意義を持っていたかを検証した。とりわけ「展示空間」が重要性を持つに至った過程を、具体的な事例に基づきながら明らかにした。「空間」は現代美術のインスタレーション作品、特にドイツの戦後美術に共通する主題であり、それらは世界に対する人間の認識を問うものであったことも判明した。

自由記述の分野

美術史

研究成果の学術的意義や社会的意義

一般的に美術画廊は作品の売買の場所として周縁的な存在ともみなされる傾向にあるが、現代美術画廊の足跡を辿った本研究によって、展覧会を通して国境を越えた美術交流を促進し、作家の表現の可能性を広げる場を提供する、という画廊の重要な側面が改めて認識できた。戦後から現代に至る画廊の役割が見直されるなかで、ヨーロッパをはじめとする海外の美術と日本の接点となったかんらん舎の活動を辿る本研究は、美術における国際交流史の観点からも学術的意義があったと考えられる。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi