研究課題/領域番号 |
21K00227
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
高橋 誠一 富山大学, 学術研究部芸術文化学系, 教授 (90249144)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 漆工芸 / 会津鉄錆塗 / 勇介塗 / 錆絵 |
研究実績の概要 |
卓越した技術保持者に対する記録の作成については、高岡市と会津若松市の2件を予定しているが、コロナウイルス蔓延の影響により、しっかりとした取材は出来ていないが、それぞれの工房を一度訪問し、本研究の概要を説明するなど、工程記録作成の下準備に入った。 材料、技法研究については、現在市販されている砥の粉10種を購入、比較検討を開始した。また本研究対象の「会津鉄錆塗」「勇介塗の錆絵」に使われている描画用の錆漆(別名とんとん錆)を使用した作品を出品した個展を8月21日から29日に金沢市のギャラリートネリコで開催した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウイルス蔓延の影響で、本研究の核となる卓越した技術保持者に対する取材がほとんど進められずにいる。また同じ理由で、原材料の生産地、生産者の取材も出来ていない。
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今後の研究の推進方策 |
先ずは、本研究の核となる卓越した技術保持者に対する取材、原材料の生産地、生産者の取材を進める。 材料、技法研究については、購入した砥の粉10種による比較検討を進め、それぞれの特性を理解した上で、試作品制作による技法研究に着手する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルス蔓延の影響で旅費、人件費の執行が出来なかった。次年度以降に執行予定。
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